新着情報
新着情報(一般の皆様へ)
近年、「病気を抱えながら働き生産性が低下している状態(プレゼンティーズム)」が企業コスト損失の半数以上を占めていると言われています。プレゼンティーズムによる経済的損失を引き起こす主な症状には、頚部痛・肩こり、腰痛などの筋骨格系疾患やメンタルヘルスの問題が含まれます。
2009年頃から、大企業を中心に従業員の健康管理を経営課題として捉え、その実践により従業員の健康増進と会社の生産性向上を目指す手法である「健康経営」への取り組みが増えてきました。
健康経営の効果には以下が挙げられます。
- プレゼンティーズムの改善
- 企業の医療費負担の軽減
- 企業イメージの向上
理学療法士は、身体の構造や機能を熟知しており、筋骨格系疾患に対して個々の姿勢評価や人間工学を考慮した助言を提供することができます。 従業員の健康保持増進には、食生活や飲酒、喫煙、ストレスと並んで運動は必要不可欠な要素です。
そのため、理学療法士は健康経営に貢献できる専門家の一人です。
この産保センターと連携して実施する「健康保持増進のための職場訪問サービス」は、理学療法士が直接事業場へ訪問し、転倒・腰痛等の労働災害防止のための体力テストや社内研修会等を行うサービスです。
このサービスを7月末時点で計4回実施しました。本会会員の理学療法士が企業を訪問して各1回につき10〜20名程度の参加者に対して体力テストを行い、結果のフィードバックと個別に適した運動指導を行うという内容でした。
実施中には「腰痛予防への対応はできますか?」など参加者からの声も聞かれ、転倒災害や腰痛予防事業への期待も感じました。
- 予防に関する体操や講話
- 転倒災害予防対策
- 腰痛予防対策
- 肩こり予防対策
- ひざ痛予防対策
- メタボ・生活習慣病対策
- 中高年労働者の労働災害予防対策
- 病院・社会福祉施設で働く労働者を対象とした腰痛予防、移動・移乗技術の改善
- 身体活動量低下対策(冬季間など)のための運動
- 通勤時の転倒災害(主に冬季間など)予防のための運動
- その他(理学療法士にお願いしてみたいこと、聞きたいことなど)
- 体力測定会などのイベント
- ロコモ度(転倒のしやすさ)チェックと対策
- フレイル(虚弱)チェックと対策
- 個別訪問による作業姿勢や作業環境の確認・提案
- 作業姿勢・作業環境・作業管理・健康管理等の改善
- 健康管理・健康の維持向上のためのオーダーメイド職場体操の作成
「健康保持増進のための職場訪問サービス」の概要やご相談、お申し込みは以下のPDFをご参照ください。
ご相談につきましては「もう少し詳しい内容を聞いてみたい」など、どのような内容でも構いませんのでお気軽にご連絡ください。
なお、お問合せ窓口は北海道産業保健総合支援センターとなっておりますので、「ご案内PDF」に記載の連絡先までお問合せをお願いいたします。